どうも、サラリーマンで複業家のまつもとです。
複業・副業解禁の流れは、コロナ禍でさらに加速しています。もうすでに半数以上の企業で複業・副業が認められるようになったという調査結果もありますね。
ただ裏を返せば、半数程度の会社では、引き続き副業が禁止されているということです。複業・副業をしたい人の中には「なぜうちの会社はまだ副業を解禁してくれないんだ!」と不満を溜めている人もいるかもしれません。
ただ、複業・副業を「当然の権利」として強く申し入れするのはあまりおすすめできません。また、複業・副業が許可されている場合も、同様に「当然の権利」と考えすぎると、問題を引き起こす可能性があります。
複業・副業をするうえで大切なスタンスについて考えたいと思うので、ぜひ読みながら「自分だったらこうする」というのを考えてもらえればと思います。
- 複業・副業は当然に認められるべき権利なのか考えてみたい!
- 「副業禁止」の会社にいて、もやもやしている…!
- 複業・副業を長く続けるためのスタンスを知りたい!
複業・副業を「当然の権利」として振る舞うのはやめておこう
冒頭でも書いた通り、 副業が許可されているかどうかは関係なく、複業・副業を「当然の権利」として振る舞うのは得策ではないと私は思っています。
「会社から許可されているのだから、複業・副業をしていて文句を言われる筋合いはない」、「国が推進しているのだから、副業は認められる権利のはずで、禁止されているのはおかしい」と思う気持ちも分かります。
ただ、複業・副業を長く続けて、そこから得られるメリットを最大化するために、また複業・副業で得たスキルを勤務先に還元して好循環をつくっていくためには、「当然の権利」として振る舞うのではなく、謙虚な姿勢を保ちながら、ロジカルに複業・副業する意義を浸透させていくのがいいでしょう。
副業が許可されている会社・禁止されている会社ごとに、私が望ましいと考えているスタンスを説明していきます。
副業OKな会社の場合|複業・副業ができるのは周りの支えがあってこそ
複業・副業が許可されている会社に勤務している場合、会社のルールに従ってOKをもらえば、複業・副業を始めることが可能です。
複業・副業をするうえで気をつけるべきは、「自分の周りの人に、自分が複業・副業をすることで迷惑をかけたり、負担をかけたりしてしまっていないか」です。
会社の制度なので、表立って「複業・副業をするな」とは上司もチームメンバーも言わないでしょう。むしろその意味を理解し、応援してくる人のほうが多いかもしれません。ただ、知らず知らずのうちに、「前よりも仕事を頼みにくくなった」とか「宴席に誘いにくくなった」など、「複業・副業をしていることに対する配慮」を周りの人に強いてしまっている可能性があります。
それを周りが不満に思っているかどうかは置いておいても、「複業・副業を始めたことで周りに配慮してもらっている可能性がある」ことを認識しながら複業・副業を行うのか、まったく留意せずに「当然の権利」として複業・副業を行うのかは全然別物です。前者のように、周りの理解や支えに感謝しながら「スキルアップして、その経験を勤務先に還元しよう」と複業・副業に臨むほうが、人間関係・信頼関係にもプラスに働き好循環が生み出せる可能性が高いのは間違いないでしょう。そのスタンスは、周りのメンバーにもきっと伝わるはずです。
↓の記事でも書いている通り、複業・副業はメリットが多く取り組む意義が大きいですが、「できて当たり前」ではなく「周りの理解のおかげでできている」という姿勢で臨むほうが、より効果が大きくなると思います。
副業NGな会社の場合|デメリットを理解することが複業・副業解禁への近道
複業・副業が認められていない企業に勤めている人の中には「これだけ社会的に認められてきているのに、なぜうちの会社では副業が解禁されないんだ!」と悩んでいる人もいると思います。
そんな環境では「当然の権利」として会社に訴えたくもなりますが、正面から切り込んでもいい結果を得られないことのほうが多いでしょう。
まずは「なぜ会社は副業を認めないのか?」について、会社・経営者の視点に立って考えてみることが大切です。恐らく、多くのケースで「複業・副業のデメリット」を過剰に評価してしまっていることが原因だと思われます。よくあげられるデメリットは以下の通りです。
- 労務管理が困難・煩雑
- 愛社精神が薄れてしまうのでは?
- 退社リスクが高まり、離職率がアップするのでは?
- 利益相反の問題が出てしまうのでは?
- 日常業務に支障が生じるののでは?
ただ、これらのデメリットは、適切な対策をとることで軽減することが可能です。また、複業・副業容認によるメリットのほうが大きいと思います。
会社が複業・副業を認めたくなるメリットは、↓の記事で詳しく書いているので、あわせて読んでみてください。「当然の権利」として感情的にぶつかるのではなく、「複業・副業解禁によって生じるデメリットは抑えられる一方で、これだけメリットがある」という点をロジカルに訴えていくのが、複業・副業解禁への近道といえるでしょう。
まとめ| 複業・副業を「当然の権利」として振る舞うのはやめておこう
この記事では、 複業・副業を「当然の権利」として振る舞うのはやめるべき理由について説明してきました。
複業・副業に取り組める環境にある人は、支えてくれている周りの人に感謝する気持ちを忘れないことが大切です。それが、結果的には複業・副業を続けるうえでプラスになりますし、勤務先へ好影響を与えられる可能性を高めてくれるでしょう。
複業・副業がNGの勤務先にいる人は、「当然の権利」として会社にぶつかっていくよりも、経営者視点に立ってロジカルに説得していくほうが、いい結果を得られると思います。
いずれにしても、この複業・副業が広がっていく流れは、今後も加速していくはずです。メリットがあるので、まだ取り組んでいない人は一度検討してみてはいかがでしょうか。
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