どうも、サラリーマンで複業家のまつもとです。
会社員の人が複業・副業をするにあたり、多くの人が不安に思うことのひとつが「確定申告」です。サラリーマンの場合、年末調整だけで済んでしまって確定申告とは無縁のことも多いでしょうから、当然といえば当然です。恥ずかしい話ですが、私も複業を始めるまでは、このあたりの知識がほとんどありませんでした…。
そんな「サラリーマン複業家」にとって心強い味方が、クラウド会計ソフトです。私の実体験なので自信をもって言えますが、クラウド会計ソフトさえ導入すれば、想像以上に簡単に収支管理や確定申告を終えることができます。
「確定申告するのが面倒くさそう…」「請求書を発行するとかの事務手続きも大変そう…」といった不安で、複業・副業を始めないのはとてももったいないです。
ぜひこの記事を参考に、「クラウド会計ソフトがあるとこんなことができるんだ!自分でもできそう!」という実感をもってもらえればと思います!
- 複業・副業するのにクラウド会計ソフトは必要なのか知りたい!
- クラウド会計ソフトを導入するメリットを教えてほしい!
- おすすめのクラウド会計ソフトを知りたい!
複業・副業する人がクラウド会計を導入すべき5つの理由
複業・副業を始める人の中には「わざわざクラウド会計を導入しなくてもいいんじゃないか?」と思う人もいるかもしれません。確かに大した額ではないですが利用料金はかかるので、そこを節約するためにも自力でやってしまおうと考える気持ちも分かります(最初、私も同じことを考えました)。
悩んだ末に私は導入しましたが、かかるコストに比べて、削減できる手間のほうが圧倒的に大きいというのが結論です。私自身の複業・副業(企業の経営支援など)はそんなに経費が多いわけではありませんが、それでもコスパの高さを感じるので、ほとんどの人にとって導入メリットがあると思います。
複業・副業でクラウド会計ソフトを導入すべきだと私が考える主な理由は↓の5つです。
- できる銀行口座・クレジットカードと連携して支出管理を省力化できる
- 請求書の発行もクラウド会計で済ませられる
- 収支管理がクラウド会計上で完結する
- 確定申告・青色申告が簡単にできる
- 税理士要らずなので費用を節約できる
順番に説明していきますね!
銀行口座・クレジットカードと連携して支出管理を省力化できる
クラウド会計ソフトの効果をフルに発揮させるためには、銀行口座・クレジットカードとの連携がとても重要です。
現金で支出する場合、その情報をクラウド会計ソフトに入力する手間が発生しますが、 銀行口座・クレジットカードと連携しておけば、支出データを勝手に取り込んでくれます。 この機能によって、支出管理が一気に楽になります。
入金・出金データをただ取り込むだけでなく、システム側で仕訳を予測してくれますので、ある程度は「承認ボタンを押すだけ」で済んでしまいます。仕訳を学習させることもできるので、毎月出ていく支出など、パターン化しているものはその機能を使うとより効率化が図れるでしょう。
複業・副業専用の銀行口座・クレジットカードを用意するのも、支出管理を省力化するコツです。
プライベートの銀行口座やクレジットカードと同じものを使う人もいますが、そうするとプライベートの入出金もクラウド会計ソフトに連携されてしまいます。それらを対象外とすること自体は(操作さえすれば)できるのですが、単純に手間が増えるので、できる限り避けましょう。
いちいちエクセルなどで管理するのと比べて、圧倒的な時短につながりますよ!
請求書の発行もクラウド会計で済ませられる
クラウド会計ソフトでは、支出管理だけでなく、請求書発行も行えます。
複業・副業を始める人にとって、請求書の書式や管理に悩まされることがなくなるのは、手間的にも精神的にもとても大きいです。
クラウド会計ソフトから請求書を発行することで、入金データとの紐づけもスムーズになります。請求データと一致する入金データがあれば、ソフト側で自動的に紐づけてくれるからです。このおかげで期日までに入金があったかどうかの確認も容易なので、メリットばかりです。
なお、請求書を送付する際には、メールや郵送が選べます。メールでは、PDFとして添付するだけでなく、リンクからダウンロードしてもらう形式も選べるので、かなり柔軟な運用が可能です。
クラウド会計ソフトを導入する際は、請求書発行機能も活用することでシナジーを発揮させましょう!
収支管理がクラウド会計上で完結する
「銀行口座・クレジットカードと連携した支出管理」と「クラウド会計ソフトからの請求書発行・入金管理」の2つを実施すると、それだけで「複業・副業の収支管理」がクラウド会計ソフト上で自動的にできてしまいます。(現金の支出等がある場合には、その部分だけ別で入力する必要はありますが、それも簡単で大した手間ではないです)
毎月の収支を表すグラフを自動で作ってくれるので、どれだけ利益が出ているか、どんな支出が多いのか、どこからの収入が多いのか、全部が一目瞭然です!
収支管理ができるということは、計画的な投資戦略・営業戦略(場合によっては節税計画)も練りやすくなります。複業・副業をする人にとっては、これも大きなメリットになるでしょう。
確定申告・青色申告が簡単にできる
ここまで説明してきた通り、クラウド会計ソフトを導入することで、日々の入金管理・支出管理(=収支管理)がとても簡単にできるようになります。そして、そのデータを活用することで、確定申告・青色申告も驚くほど簡単にできてしまいます。
確定申告・青色申告と聞くと、慣れていないサラリーマンにとっては苦行のように思えるかもしれません。私も最初はそう思っていました(今もそのイメージ自体はあります笑)。ただ、クラウド会計ソフトを使うと、そこに必要な数字データはそろっているので、システム上の案内に沿って単純な操作を行うだけで、確定申告や青色申告に必要な帳票を作ってくれます。
これは本当に大きなメリットです!確定申告・青色申告をするために、何十時間かけて収支データを入力したり、帳票を整えたり、というのがこれまでは必要でしたが、クラウド会計ソフトによってその苦労もなくなりました。
実際、私が初めて複業の確定申告をするときも、想像以上に時間をかけずに、また迷わずに終えることができました。
面倒な思いをしたくない人、できるだけ楽をしたい人は、ぜひクラウド会計ソフトを導入しましょう!かけた費用分の時短効果は間違いなくありますよ。
なお、青色申告できるかどうかの判断(事業所得か雑所得かの判断)については↓の記事でまとめています。「青色申告は面倒みたいだから個人事業主になるのはやめておこう」と考える人が時々いますが、それはめちゃくちゃもったいないので、↓の記事もあわせて読んでみてください。
税理士要らずなので費用を節約できる
確定申告・青色申告がクラウド会計ソフトを使うことで簡単にできてしまうということは、税理士に依頼をする必要がなくなるということです。
青色申告をするために税理士に依頼をしているという話も聞きますが、個人事業主として複業・副業をするレベルでは必要ないというのが私の印象です。
日ごろの収支管理を含めて丸投げしたければ別ですが、↑で説明した通り、銀行口座・クレジットカードとの連携や請求書送付機能を使うことで簡単に収支管理ができてしまうので、「クラウド会計ソフトを使って自分でやる」がもっともコスパが高いと思います。
この点は別記事でも説明しているので、よろしければ参考にしてください。
複業・副業をするときにおすすめのクラウド会計は?
個人が複業・副業をするときに候補となるのは「freee会計」か「マネーフォワードクラウド確定申告」であることが多いでしょう。どちらも多くのユーザーがいるので、絶対にこっち!というものではありません。
私自身は「freee会計」を使っています。経理の専門知識がない人にとって分かりやすい仕組みになっており、まさに複業・副業に向いたシステムだと思うので、自信をもっておすすめできます。
料金もリーズナブルですし、チャットなどのサポートも充実しているので、確実にコスト以上の効率化が見込めますよ。
「こだわりないが迷っている」という人は、とりあえず「freee会計」を導入しておけば間違いないでしょう。
導入するタイミングは、「複業・副業を始めるとき」、つまり最初からの導入がおすすめです。
途中からでも利用はできますが、それまでの入出金データを取り込む必要が出てきてしまいます。せっかくであれば、最初から銀行口座・クレジットカードなどと同期させて、手間を減らしてしまいましょう。
まとめ| 複業・副業する人がクラウド会計を導入すべき5つの理由
今回は「複業・副業する人がクラウド会計を導入すべき5つの理由」をテーマに、いかにクラウド会計ソフトが複業・副業に有効かを説明しました。
コストは多少かかりますが、決して大きいものではありません。むしろ税理士費用の削減効果を考えると費用面でもプラスですし、何より確実に時短につながります。
複業・副業にとって何よりも大切な資産は「時間」です。複業・副業そのものに時間を割き、他の部分での負担を減らすためにも、ぜひクラウド会計ソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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