どうも、サラリーマンで複業家のまつもとです。
この記事では、「複業・副業はしたいけど、何をすればいいかが分からない」といった疑問や悩みに対して、おすすめの決め方をご紹介します。
「複業・副業には取り組みたい」と考えるサラリーマンにとって「何を複業・副業にするか」は最初のハードルのひとつです。
分かりやすい専門性を持った人であれば別ですが、会社員としてジョブローテーションしながら働いてきた人は「個人として提供できるスキル」が見えにくいため、何をすればいいのか分からず、そこで諦めてしまうこともあると思います。
私自身もサラリーマンなので、ジョブローテーションをしてきましたし、複業を始めた時点で「誰にでも誇れる専門性」はありませんでした。それでも、今では多くの案件に関与できていますし、必ず道はあります!
複業・副業を始めたい、でも何をすればいいか分からない人にとって、この記事の内容は一歩を踏み出すためのヒントになると思いますので、ぜひご覧ください。
- 専門性が足りない気がするけど複業には興味がある!
- 複業・副業として取り組む「何か」を見つけたい!
- どうやって複業の中身を決めればいいのか知りたい!
複業・副業で何をする?おすすめの決め方
私がおすすめするのは、3つの軸:できること、やりたいこと、求められることで考える、という方法です。
- できること
- やりたいこと
- 求められること
順番に説明していきますね!
「できること」を考える
価値があるかどうかは一旦無視して、「自分はこれならできる」ということを洗い出してみましょう。
ただ、そうはいっても、それ自体が難しいですよね。そんなときは「キャリアの棚卸」と「相対的な専門性」をキーワードに自分と向き合うのが効果的です。
キャリアの棚卸をしよう!できることは必ずキャリアの中にある
「できること」は自分のキャリアの中に必ずあります。
10年以上の営業経験がある。デジタルマーケティングの知見がある。経理が長かったので専門知識はある。社長室で経営企画を長くやってきた。新規事業の立ち上げ経験が人より多い。情報システム部にいたのでITに強い。
これまでの仕事経験を振り返ると、自分ならではの色が見えてくるはずです。
絶対的な専門性は必要なし!あくまで相対的な専門性でOK
キャリアを振り返っても、自信がもてるスキルが見つからな人は、「できること」を「絶対的な専門性・スキル」だと考えていませんか?これは大きな勘違いです。
複業・副業をするにあたっては、専門性があったほうがいいのは事実です。ただ、その専門的は相対的なものでよくて、絶対的である必要はありません。
もし営業経験が3年あれば、営業経験がない人と比べて相対的な専門性があります。ある業界に長くいて業界特有の商習慣を知っているだけでも、その分野に新規で進出する人から見れば専門家です。
「専門性」を「誰からも評価されるレベルのもの」と考えずに、「少人数でも、誰かから評価されればいいもの」と捉えることで、複業に取り組むハードルが下がると思います。
「できること」に求めるレベルを下げてあげるのが複業の近道に!
「やりたいこと」を考える
できることをベースに考えるのは大切ですが、それだけに捕らわれてしまうと「やりたいこと」ではないことを複業にしてしまい、結果的に長く続きません。
そもそも複業・副業に取り組むには、今までと時間の使い方を変えて、「複業・副業のための時間」を捻出する必要があります。そこまでして取り組むのであれば、「やりたいこと」のほうがいいですよね。
「やりたいこと」は楽しいと思うことでもいいですし、挑戦してみたいことでもいいです。伸ばしたいスキルに関連することでもいい思います。
せっかく複業で取り組むのであれば、「やりたい」という視点はとても大切です。
長く、楽しく複業に取り組むためにも、「やりたい」は大切な要素!
「求められること」を考える
3つ目の軸は「求められること」です。
「できること」でも、「やりたいこと」でも、それが「求められること」でなければ仕事になりません。
自分が取り組もうとしていることはニーズがあるのか、という観点で考えるのも重要です。
ただ、「求められること」から逆算すると、やりたくないことが複業になってしまうケースもあるので、「できること」「やりたいこと」から考えて、「求められているかどうか」はチェック項目とすることをおすすめします。
「何が求められていることなのか」がピンとこない人は、クラウドソーシングのサイトを参考にするのも一案です。複業人材やフリーランス向けの案件がたくさん掲載されています。まずはここから複業を始めるのもアリです!
クラウドソーシングサービスは数多くありますが、「クラウドワークス」や「ココナラ」は最大級ですので、一度無料登録して中をのぞいてみるとイメージがつかめると思います。
↑のサービスは単発型(タスク型)が多いですが、複業・副業は「プロジェクト型」や「ミッション型」も多く、とてもやりがいがあります。
プロジェクト型の案件イメージを知りたい場合、こちらもいろいろとプラットフォームがありますが、特に「地方副業」はいろいろなプロジェクトがあって非常に面白いのでおすすめです。
ビジネスである以上、ニーズがあるかどうかは重要!
「3つの軸が重なること」を考える
3つの軸について説明してきましたが、それぞれ単独の軸だけでは少し弱いです。
「できること」は、やりたくないことかもしれませんし、求められていないかもしれません。
「やりたいこと」は、どうしてもできないことかもしれませんし、ニーズが少ないかもしれません。
「求められること」でも、自分とは相性が悪いかもしれません。
だからこそ、できれば3つの軸がすべて重なるもの、少なくとも2つが重なるものを複業・副業とするのがいいでしょう。
どの2つを選ぶかは好みにもよりますが、個人的には「やりたいこと」は外さないほうがうまくいくと思っています。
それでも何をしていいか分からなければ、資格取得も手段のひとつ
複業・副業をするのに、資格は必要ありません。闇雲に資格を取ろうとするのは個人的におすすめしません。
ですが、「どうしても自分のできることに自信がもてない」のであれば、スキルの見える化にもつながる資格取得は、選択肢としてあっていいと思います。
資格を選ぶときにも、3つの軸をベースが使えます。自分にできること=得意なことに関連した資格、やってみたいと思える分野の資格、これからニーズがありそうだと思う資格を考えて、自分に合ったものを選びましょう。
私もいくつか資格をもっていますが、「中小企業診断士」の資格は複業に活用しています。そもそもは「ビジネス基礎力の向上」を目的に目指した資格でしたが、いざ取ってみると、社外のつながりが広がるだけでなく、仕事につながる機会もあります。
最初に書いた通り、資格はマストではありません。それでも、どの資格がいいかな?と迷っている方は、中小企業診断士も選択肢に入れてみてください。扱う知識は汎用性が高く、ビジネスパーソンなら学んで損はないと思いますし、今ではオンライン学習で費用も節約できるので、自信をもっておすすめできる資格です。
まとめ|複業・副業で何をするか?
この記事では、「複業・副業で何をする?」テーマに、おすすめの決め方をまとめました。
「できること」「やりたいこと」「求められること」を軸に、自分に合った複業に取り組んでもらえればと思います。
始めるまでと始めた直後は難しい部分もあるでしょうが、会社員が複業・副業をすることは、とてもメリットが多いので、ぜひ一歩踏み出してほしいです!
↓の記事で「複業・副業をするメリット」について説明しているので、こちらもあわせて読んでみてください。
もし「複業を始めよう!」と決意できたら、↓の「個人事業主として開業する方法」の記事もおすすめです。
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