どうも、サラリーマンで複業家のまつもとです。
この記事では、「複業・副業の確定申告に税理士は必要なのか?」というテーマについて解説していきます。
会社員として給与所得だけもらっている場合、年末調整だけで済ませて確定申告には縁がない人も多いですよね。確定申告をしたことがあっても、医療費控除や初年度の住宅ローン控除くらいで、事業所得や雑所得の確定申告をしたことがある人は少数派だと思います。
私が複業を始めるときも、税理士の先生に確定申告や収支管理をお願いすべきなのか、とても悩んでいろいろと調べました。
その経験も踏まえて、「複業・副業の確定申告に税理士は必要なのかどうか」を説明していきますので、ぜひ参考にしてください!
- 複業・副業の確定申告を税理士の先生に頼む必要があるのか知りたい!
- 確定申告に不慣れなサラリーマンでも自分で確定申告できるのか教えてほしい!
- できれば税理士報酬も節約したいので、その可能性を知りたい!
複業・副業の確定申告に税理士は必要か?
複業・副業の確定申告に税理士は必要か?について結論を言ってしまうと、「会社を設立するなら税理士にお願いするのが無難」、「個人事業主なら(取り組むビジネスにもよりますが)基本的に不要」です。
会社を設立して複業・副業に取り組むのか、個人事業主として取り組むのかで違いますので、それぞれのケースのポイントを解説していきますね!
会社を設立するなら税理士にお願いするのが無難(でも工夫できる)
会社をつくる場合、株式会社や合同会社が多いと思いますが、法人の税制は個人と比べて複雑で、用意すべき書類も多いです。
もちろん、しっかり勉強して時間もかければできなくはないのですが、税理士報酬節約のためだけに時間を使うのはもったいないです。むしろ、その時間を複業・副業に使うほうが、結果的には金銭的にもメリットがあるのでは、と思います!(もちろん、これをきっかけに法人の税制や決算を学びたいなどの目的意識があるのであれば、独力でチャレンジするのは全然ありです)
ただ、税理士に依頼する場合でも、報酬を節約する方法はあります。すべて丸投げするとどうしても報酬が高くなるので、例えば、普段の収入・経費のシステム入力や領収書などの整理は自分で行って、最後の確定申告の部分だけお願いすることで、報酬を節約することが可能です。
その場合、すべてExcelで管理するのは大変ですし、専門家向けの会計ソフトを使うのもハードルが高いので、知識があまりなくても使いやすいクラウド会計ソフトを利用するのがおすすめです。
今は便利なサービスが増えていますが、「freee会計」か「マネーフォワードクラウド確定申告」が鉄板でしょう。
チャットサービスも充実していますし、ググるだけでもだいたいの疑問は解消するので、この2つを使えば間違いないです。
最後に、税理士を選ぶときは、クラウド会計ソフトに対応してくれる税理士を選びましょう!
最近では、若手・中堅の税理士を中心に、クラウド会計ソフトを上手に活用しながらリーズナブルな報酬で受けてくれるところも増えているようです。
法人の確定申告は税理士に依頼するのがいい。「freee会計」や「マネーフォワードクラウド確定申告」を活用してくれる税理士に頼むのがおすすめ!
個人事業主として複業・副業するなら基本的に税理士は不要
個人事業主として複業・副業をするときは、基本的に税理士をつける必要はありません。
仕訳の数が尋常じゃなく多くて複雑なビジネスの場合は別ですが、多くの複業・副業ではそこまでのケースは少ないですし、ひとりで問題なく確定申告できます。
ここでも役立つのが、↑で紹介したクラウド会計ソフトです。日常的に活用していれば、確定申告の際に必要な帳簿などを自動で作成してくれるので、青色申告の手間もほとんどありません。
個人事業主の場合でも、「freee会計」か「マネーフォワードクラウド確定申告」を使っていれば間違いありません。
私は「freee会計」を使っています。この「freee会計」は操作画面も分かりやすく、会計や簿記の専門知識がなくても簡単に使えるソフトなので、個人の複業・副業にとても向いていると思います。
クレジットカードや銀行口座を連携すれば、日常の入力業務も驚くほど楽です。あとは領収書を保管しておけば、それ以外にすべきこともほとんどありませんよ。
複業をすると請求書を発行する機会が多いのですが、これも「freee会計」から発行できるので、フォーマットに悩むこともなければ、入金時の経理処理も楽にできますよ。
なお、青色申告についてですが、雑所得として青色申告をしない(開業届を出さず、個人事業主にはならないで複業・副業を行う)場合と比べると、手間は増えます。
ただ青色申告では所得から最大65万円が控除されます。この効果は相当大きいですし、クラウド会計ソフトを使えば無理なくできるので、開業届を出して、個人事業主として青色申告することを強くおすすめします。
「開業届を出して個人事業主になるにはどうしたらいいの?」「そもそも事業所得と雑所得って何違うの?自分はどっちかな?」という方はぜひ↓の記事もあわせてお読みください!
個人事業主は「freee会計」か「マネーフォワードクラウド確定申告」を使えば、無理なく自力で確定申告できる!
まとめ|複業・副業の確定申告に税理士は必要か?
この記事では、「複業・副業の確定申告は税理士が必要か?」という点について、私の経験をもとに説明しました。
複業・副業で法人をつくるなら税理士に頼む(でも範囲は絞る)、個人事業主として取り組むなら自分でできる、というのが基本的な考え方です。
私自身、特別な知識はありませんでしたが、「freee会計」を使うことで、大きな負担なく確定申告を終えられました。
複業・副業で大切なのは「とりあえずチャレンジしてみること」です。確定申告も、まずは自分でやってみることをおすすめします!
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