どうも、サラリーマンで複業家のまつもとです。
複業・副業が浸透してきたことで、「サラリーマンが複業・副業を始める理由」、「会社員が複業・副業に取り組むべきメリット」がいろいろなところで語られるようになりました。
ただ、複業・副業をおすすめする記事を読んでは、「確かになぁ…」と納得はするものの、「リアル感」がなく、いま一歩踏み出せない人もいるのではないでしょうか?
この記事では、私が「複業・副業を始めた本当の理由」をお話したいと思います。共感いただける人もいれば、自分には当てはまらないという人もいると思います。ちょっと真面目な話になってしまいますが、「リアルなケース」として、「客観的なメリット」よりも伝わる部分があれば嬉しいです。
- なぜサラリーマンが複業・副業を始めるのか、その理由が知りたい!
- 実際に複業・副業を始めた人の本音を知りたい!
- 始める理由は起業や転職のため?それとも報酬?スキルアップ?本当のところを教えてほしい!
なぜサラリーマンが複業・副業を始めるのか?【私が始めた理由をご紹介】
ふつうのサラリーマンが複業・副業を始める理由は、いくつか考えられると思います。起業や転職を見据えて複業・副業を始める人もいれば、収入を増やして複業・副業を始める人もいるでしょう。もちろんスキルアップが目的の人もいますし、人によってメインの理由はそれぞれです。
結論を言ってしまうと、私の場合は「スキルアップ」でした。もっと言えば、「スキルアップ」によって、「継続的に勤務先に貢献すること」、「長く・主体的に・楽しく働くこと」を実現したいと思って複業を始めました。一例として、こんな想いで始めた人もいるよ、というのを紹介できればと思います。
複業・副業を始めた理由は「起業や転職のため」ではなかった
複業・副業を始めるひとつの理由として「起業や転職の準備のため」というものがあります。
今の会社の仕事ではなく、もっと他にやりたい仕事がある。でも、いきなり起業や転職するのはリスクもある。だから複業・副業としてして、本当にできるかどうかの手ごたえをつかみたい。そんな想いで複業・副業を始めるケースです。
人によっては「甘い!決意が足りない!」と思われるかもしれませんが、それぞれの事業がある中で、スモールスタートする選択肢もあってもいいのではないでしょうか。
ただ、私の場合は、起業・転職を見据えて複業・副業を始めたわけではありませんでした。今の勤務先の仕事、中にいる人たち、文化や雰囲気がとても好きだったので、むしろ「勤務先に貢献する、今の仕事で活躍するにはどうすればいいか?」に意識があった、というのが正直なところです。
複業・副業を始めた理由は「お金のため」でもなかった
「収入を増やすため」に複業・副業を始める人も少なくありません。余っている時間を仕事に回すことで収入を増やしたい人もいれば、コロナ禍で減少してしまった収入を補填したい人もいるでしょう。
これも立派な理由ですし、決して否定されるものではないと私は思います。実際、家族を抱えながら収入が減ってしまって、なんとか穴埋めをしなければならない状況に陥ることだってあるでしょう。そのために頑張るのは素晴らしいことです。
ただ、そういった切羽詰まった状況でない場合、収入のため「だけ」に複業・副業を始めるのはもったいないとも思います。複業・副業にはいろいろなメリットがあるにも関わらず、短期的な「収入だけ」で複業・副業を選んでしまうと、長期的に考えてもっといい選択肢があることに気づけない可能性が高まってしまうからです。
私の場合は「収入を増やすため」ではなかったので、より長期的なリターンを考えて複業・副業を選ぶことを意識していました(もちろん、収入も、収入以外のメリットも大きい複業・副業があれば、一般的にはそれが望ましいですよね)。状況が許すのであれば、多面的に複業・副業を選ぶのがおすすめです。
複業・副業を始めた最大の目的は「スキルアップ」
前置きが長くなりましたが、私が複業・副業を始めたのは「スキルアップをすることで、今の仕事で成果を残して、勤務先に貢献したい」、「スキルアップをすることで、長く・主体的に・楽しく働きたい」という想いからでした。
継続して勤務先に貢献するためにはスキルアップが必要
私自身、新卒で入った会社に愛着があり、これからもその中で貢献したいなと思っています。
そのためには、会社の中で懸命に働いてスキルアップすることはもちろん必要ですが、「VUCA時代とも言われる変化の激しい社会で、それだけで十分なのかな?」、「もっと外にも目を向けて、広く社会を意識しながら自身のスキルアップを図ったほうが、結果的に会社にも貢献できるんじゃないか?」とも考えるようになりました。
その手段として、転職をせずとも、社外でスキルアップできる複業・副業は、私にとって魅力的でした。
長く・主体的に・楽しく働くためにもスキルアップが不可欠
技術革新が急速に進み、誰もが知っている有名企業であっても、将来安泰かは分からない。ビジネスパーソンなら誰しも感じているところだと思います。そんな「企業が長く存続するのが難しい時代」にあるにも関わらず、「人生100年時代」とも言われるように、個人が働く期間は長期化しています。
不安定な環境下で、長く働くことを求められることは避けられないと悟ったときに、「せっかく長く働くなら、主体的に・楽しく働きたいな」と思いました。そのためには、会社に依存するのは違うし、自分の能力に自信を持っている必要がある。個人のスキルを高めないといけない、と強く感じました。
その点でも、複業・副業は魅力的です。実際のビジネスを通じたスキルアップができれば、それは自分のためにもなり、結果的に勤務先のためにもなる。キャラではないと思いつつ、これは始めるしかない!と思いました。
少し長くなってしまいましたが、「継続して勤務先に貢献するためのスキルアップ」と「自分自身が長く・主体的に・楽しく働くためのスキルアップ」が、私が複業・副業を始めた理由です。
複業人材が増えることで、人材不足に悩む企業の助けになるかもしれない
「複業・副業を通じて、より広く社会に貢献できるかもしれない」という想いも実はあったりするので、少しだけ補足させてください。
今の日本では、少子高齢化が進み、多くの会社・多くの業界で人手不足が叫ばれていますが、複業・副業は、この問題の解決の一助になりえるのではないでしょうか。
何かしらの理由で「会社の外でも働きたい!そのためなら時間はつくる!」という人材が、複業・副業を通してスキルを提供することで、人材不足に悩む企業に貢献する。それが、複業・副業に取り組む人のスキルアップや充実感にもつながる。言い換えれば、専門知識と貢献意欲を備えた人材が、複業・副業によってそのノウハウ・想いを余すことなく社会に活かし、人材不足解消の一助になる。
こんなことが当たり前の世の中になったら素敵だなと勝手に思っています。
まとめ| なぜサラリーマンが複業・副業を始めるのか?【私が始めた理由をご紹介】
今回は、私自身を事例として、「いちサラリーマンが複業・副業を始めたリアルな理由」をご紹介しました。
冒頭にも書いた通り、共感いただける人もいれば、自分には当てはまらないという人もいると思いますが、「複業・副業を始める人の温度感」を少しでも感じとってもらえれば嬉しいです。
私自身、複業・副業は、「個人が、企業が、社会が生き生きとする未来」のいち手段になるんじゃないかな?とけっこう本気で思っています。興味を持った方は、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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