どうも、サラリーマンで複業家のまつもとです。
この記事では、「会社に副業制度がない。副業を許可してもらいたいけど、どう説明すれば認めてもらえるか分からない」という悩みにお答えします。
実は、私自身も数年前まで同じ悩みを抱えていました。今でこそ、副業を解禁する企業がどんどん増えていますが、当時はまだそこまでの勢いはなく、所属している会社でも副業制度は整備されていませんでした。
それでも「人生100年時代、複業・副業は必要になる」という強い想いがあったので、有志の若手社員4人で会社に副業制度導入をお願いした、という経験があります。その後、紆余曲折を経て、2020年に副業制度が導入されました。
そんな経験も踏まえて、「複業・副業を会社に解禁してもらうにはどうすればいいか?」についてまとめています。
繰り返しになりますが、会社に対して、副業制度の導入をお願いした経験も踏まえた内容なので、きっと参考になると思います!
- 会社員をしながら複業・副業に取り組みたい!
- 副業制度を会社に導入してもらいたい!
- 会社側から見たときの複業・副業のメリットを知りたい!
複業・副業を会社に解禁してもらうには?【提示すべき5つのメリット】
企業が「複業・副業解禁」に動く流れは、確実に加速しています。IT系企業に留まらず、大手金融機関、メーカーなども続々と複業・副業を解禁しています。
一方で、副業制度が導入されていない企業もまだまだ多いようです。以下のリスクを考慮するとなかなか踏み切れないのだと思います。
- 労務管理が困難
- 愛社精神が薄れてしまうのでは?
- 退社リスクが高まるのでは?
- 利益相反の問題
- 日常業務に支障があるのでは?
しかし、これらのリスクは、対策をとることでかなり軽減できるものです。もし会社側がデメリット面に目を向けているのであれば、その点を丁寧に説明すれば、副業導入に少し近づくでしょう。
また、デメリットをつぶしていくだけではなく、「複業・副業容認によって生まれるメリット」に目を向けるよう促すことも効果的です。
複業のメリットの中でも、特に重要な5つについて詳しくご紹介します。
副業制度がない会社にいる方も、この5つのメリットを会社側に提示することで、複業・副業の解禁が期待できると思います!
- 人材採用力の向上
- 人材育成への寄与
- イノベーションの促進
- 業務改善の促進
- ブランディング効果
人材採用力の向上
複業・副業を認めることで、人材採用にプラスの効果が見込めます。
新卒・中途採用において、「当社は多様な働き方ができるように努めています。その一環として複業も容認しています。」というメッセージは間違いなくプラスに働くでしょう。
「学生時に起業した会社には引き続き関わりたい。でもこの企業にも入社して貢献したい」「家業を手伝いながら企業で働きたい」といった多様なニーズに応えることが、これからの採用においては必要です。
複業・副業の導入を進めることで、採用する人材の選択肢をさらに広げることも可能になるでしょう。
複業・副業の導入は「会社の魅力アップ」と「人材の選択肢の広がり」につながる!
人材育成への寄与
複業・副業は、コストゼロの研修です。
多かれ少なかれ、企業は社員教育に投資しています。新入社員研修、基幹職研修、役員研修、語学研修、PCスキル研修、ロジカルシンキング研修、OJT研修など、あげればきりがないほど、その種類は多岐にわたります。
一方で複業・副業の場合、社員が主体的に、業務時間外で、「知識やスキル、新たな視点、人とのつながり」を身に着けてきます。
会社として負担するコストはゼロですが、「実際のビジネスを通じた成長が期待できる」だけでなく、「自社内では身に付きにくいノウハウやネットワークを得られる」ため、複業は費用対効果に優れた人材育成手段ともいえるでしょう。
複業・副業を通して、社員が主体的に成長してくれる!
イノベーションの促進
近年、企業がオープンイノベーションを求める動きが強まっています。
複業・副業解禁によって、社員は会社の外に目を向けることになり、これまでとは違う世界でビジネス経験を積むことになります。
外部で得た経験を社内に還元し、会社の事業と結び付けていくことで、これまでになかった発想・イノベーションの発生が期待できるでしょう。
複業で得られた外からの刺激が、イノベーションにつながる!
業務改善の促進
複業・副業は、イノベーションだけでなく、日常業務の改善につながる可能性もあります。
複業を通じて業務処理スピードが向上することに加えて、時間への意識が高まり、「取り組み方を工夫して効率化できないか」といった思考が習慣化され、業務改善への取り組みが強化されることも考えられるでしょう。
複業によるマルチタスク化が、業務効率向上への意識を高める!
ブランディング効果
複業・副業が話題になって以降、複業人材がメディアなどで取り上げられるケースが増えています。マルチタスクな人材、イノベーションを起こす人材、業務を効率的にこなせる人材など、様々な観点で注目されているのでしょう。
企業にとって、多方面で活躍する人材がいることはイメージアップにつながります。会社の印象アップ、社名の広告効果など、広告費ゼロのブランディングにも寄与する可能性があるはずです。
複業人材が活躍することで、会社のブランド価値向上が期待できる!
まとめ|副業解禁に向けた5つのメリット
この記事では、「複業・副業を会社に解禁してもらうために提示すべき5つのメリット」について解説しました。
私自身の経験上、複業を通して得られるスキルやネットワークは、想像をはるかに上回るものでした。副業制度が未導入の会社にお勤めの方にも、自信をもっておすすめできます。
この記事を参考に、副業制度の導入について会社に相談していただけると嬉しいです!
会社にとってのメリットだけでなく、個人にとってのメリットも知りたいという方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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